保守的な部署で働いている。会社自体は、攻めと守りをうまいことやっており、私はその中でも守りが堅い部署にいる。既存事業を確実に毎年10%成長させることに特化した部署だ。そんな部署でも事業拡大をしないわけにもいかず、新しい事業を作ろうという仕事はそこにあり、私はそういうものを担当している。
だがしかし。新しいことをするにはあまりにも保守的な考えを捨てきれず、未来への期待や、顧客を喜ばせたいとか、社会の課題を解決したいとか、そういう話がすっ飛ばされて進んでいく。ずっとシミュレーションをしていて、ずっと未来を心配とかをしている。同じくらいの熱量で話したほうがいいことは多々あるが、限られたリソースの中で組織が興味のない話をするのは、あまりにもコミュニケーションコストがかかりすぎる。
こういう仕事がしたかったはずで楽しみだったのだけど、実際やってみると「新しいことをやる」旨味が抜かれている。チャーシュー麺チャーシュー抜き状態。攻めの考え方に切り替える必要があるのに保守的な枠組みで新しいことを考えようとするから、ずっとシミュレーションしてて、不安を今払拭するのに全力で、未来を描こうという議論に向かえない。
でもそれは当たり前の最適化ではある。成熟期の事業において目的に最適化された組織では、堅実に、確実に、見込み通りに、売上が生まれる話題が歓迎されのほあ当たり前で、キャズム超えていきましょうよ!みたいな話は浸透圧が低すぎる。ここで組織に立ち向かえれば美談になる可能性もあるだろうけど、そこまで組織を突き動かす情熱や執着の類は持ち合わせていない(あれば会社にいるよりも起業したほうがいい)。
まあでも…実際は私は、リスクを抱えて起業したいわけではないし、保証された給与と組織への居場所を求めているわけで、保守的な考えではある。保守的な立場で、キャズム超えていきましょうよということ自体矛盾だと言われればそうだと思うし。なにかに振り切れた考え方なら矛盾なくきれいに済むけど、そうでもなく、攻めも守りも享受していきたい貪欲さがあり、落とし所がわからないときがある。この話の解決方法は異動か転職なんだよなと思うが。