人生で初めて「推しに会いに行く」を行ったのでアドレナリンが底をつく前に記す。
遡ることおととい。友達から「東京ゲームショウの一般のチケット2枚もらったんだけど行かない?」との誘いを受けて行くことにした。
私はパニック症と広場恐怖を持って生きており、人混みがすごいところに行くのはド緊張イベント、というか人生で避けるように生きてきたために、かなりどうしようかな…と悩んだが、せっかくの機会なのでしっかり対策して行くと返事をした。
事前に調べて、龍が如くの新作ブース見たいなとか、物販もSEGA行きたいな、とかふんわり思いつつ、そういえば去年、野田クリスタルさんこと我が推しが出展してて名刺を配りまくってたってラジオで行ってたなと思って調べたら、今年も出展していて一日いるとのこと。
これは吉本のブースに行ってみたいな!と本当に軽く思っていた。野田ゲーの新作も出るし、ちょっと映像見てみたいし、タイミングがよければお目にかかりたい、名刺もらいたい、くらいに思っていた。本当にただただ一目お目にかかれればいいとだけ思っていた。
当日、友達と待ち合わせし午後から入場する。友達の見たいブースが入ってすぐあったので見たあと、人混みと大音量の中、吉本興業の出展ブースまで歩いていった。
が、しかしだ。やはり人混みがすごくて気分が悪い、息がしにくい、汗が止まらない、という状態になり、ホール間でしばし休む。友達は理解者であったため、大丈夫?もう出る?と声をかけてくれたが、どうしても吉本のブースに…行きてえ…推しを見てえんだ……と伝え、再びホールに入って人混みをかき分け歩いていく。
吉本のブースを見つけて近づく。野田クリスタルさんがいる。あ!!!野田さんだ!!!本物!!!生きてる!!!ヒェ!!!!というか!!!あれ?!写真一緒に撮ってる人が並んでる?!?!あれ?!?!もしかしてワンチャン一緒に写真撮れるん?!?!と一人でギャ〜〜〜となっていたとき、友達が気を利かせてくれスタッフさんに写真撮れますか?と聞いてくれ、並んでくれれば撮れますよとのこと!!!!ヒィ!!!!!!まじか!!!!というか友達いい奴すぎね?!?!で、並びました!!!
友達に「よかったね!なんて伝えるの?どんなポーズするの?!」と質問され、一つも考えてないしこういうとき何をどうすればいいのかもわからず、前の人たちを何度も見て、わからないなりに何度もシミュレーションし、ついに自分の番になった!!!!!
のだけど、こんなに貴重なイベントなのに記憶が飛んじゃうんだな。ちゃんとシミュレーション通りに自分が伝えたのかもよくわかんないまま、写真をスタッフさんが撮ってくれ、名刺を受け取り、うわあああああ推しがそこにいるううううう名刺受け取ったあああああ写真まで撮ってくれたああああと混乱しているうちに順番が終わっていったのだった。
撮ってくれた写真を見る。対面時とツーショットの2枚を撮ってくれていた。対面時の写真は、ニコニコで会社員の如く(会社員だが)低姿勢で名刺を受け取っていた。ツーショットは、私が空間把握能力を持ち合わせてなく野田さんが重心をかなりこっちに入れて立ってくれていた。あぁ…なんか恥ずかしい…。
嬉しいと後悔のあれこれが同時に押し寄せてきて気持ちが爆発しそうだった。推しに会いに行くみんなも同じ気持ちなのだろうか。「推しに会いに行く」とは、嬉しいと後悔のせめぎあいなんだろうか。初めて味わう気持ちだった。片思いのような気持ちっぽいけどそうじゃないというか、なんて形容すればいいのだろうな、この気持ち…。
なんだか、いろんな初めての気持ちを味わえてよかった。今日人混みの中会いに行けたことで、また別の機会にもリアルで会いたいなと思えるようになって、それも嬉しかったな。今度は劇場に行ってみよう。それにしても、野田さん男前だしいい筋肉してました。
以下雑多な気持ちを置いておきます。
- ライブなんかで、必死でダイエットしておしゃれしてメイクも完璧な自分の状態で参戦したい、会いたいと思うファンの気持ちがよくわかった
- 別に推しからしたら私個人をよく把握して記憶するわけではないだろうが、やはり綺麗な状態で会いたいもんだな
- でも写真見ると推しの映りがよすぎて私の小綺麗さはひとつも写真では伝わらないのだな、みたいな気持ち
- でもそれでいいのかもしれない、私は推している側で、あなたは推される側なのだから…(?)
- 記憶が飛んでるくせにそのシーンを何度も再生しては嬉しいと後悔を行ったり来たりして非常に気持ちの置きどころがわからない
- 様々な気持ちを総括すると、結局のところ、どうか健康に気をつけて生きてくださいね、私は今日十分に元気をもらいましたから…みたいな気持ちに落ち着く
ちなみに、推しに会ってからはまったく人混みでダウンすることがなかった。すごい!推しがいるから生きていける、みたいな言葉はあながち間違ってなく、推しに会うことで本当に生きるために必要な物質が分泌されていると思う。
よかったら野田ゲーやってみてね